セリエA入門

セリエAを観てみたいけど詳しくない方に向けたセリエA入門ブログです!

そうだ、コッパイタリアをみよう

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どうも、カルロウです!

 

突然ですが皆さんはカップ戦みてますかー!?

 

ターンオーバーするチームも多いしリーグ戦に比べるとイマイチ魅力が足りないように思えるカップ

 

リーグ戦はみるけどカップ戦はみないで寝るわ」っていうサッカーファンも多いんじゃないですかね?

 

もちろんセリエAファンもコッパイタリアは観ない傾向があります

 

てか、恥ずかしながら僕もそうでした…

 

今年のコッパイタリアのベスト8のメンツをみると…

 

ユベントスナポリインテルミラン、ローマ、ラツィオフィオレンティーナアタランタ

 

番狂わせゼロ!!!

 

カップ戦ってジャイアントキリングが醍醐味なんじゃないのか(半ギレ)

 

と思っていた準々決勝、テストも終わったので暇だしコッパイタリアを眺めます。すると…

 

4連覇中のユベントスアタランタに完敗!

フィオレンティーナがローマに7-1で粉砕!

ミランが新加入ピョンテクの2ゴールでナポリを撃破!

ラツィオが延長終了間際に追いつかれるもPK戦インテルに勝利!

 

 

 

 

 

おもしれぇぇぇぇぇえええぇぇぇぇぇ!!!

 

そうです、今年のコッパイタリアどこが優勝するかわからなくて面白いんです!

 

セリエファンは「どこが優勝するかわからない」という感覚を数年前から失っているので興奮するでしょう()

 

ということで準決勝のカードとベスト4に残った各チームの見どころをお伝えしたいと思います!

 

※ここからカッコつけるため文体が変わります

 

ミランVSラツィオ

両者とも伝統的にカップ戦に強くコッパイタリアではユベントスが4連覇中だが決勝の相手はミランが2回でラツィオも2回だ。この2チームは昨年も準決勝で対戦し1st Leg、2nd LegともにスコアレスドローPK戦の末にミランが決勝に進んでいる。昨年のように激戦が見られるのが注目だ。

 

 

(1)ACミラン(優勝5回)

輝かしい歴史を持つミランだが、コッパイタリアはイタリアで6番目の優勝5回にとどまる。てか欧州王者になった回数(7回)の方が多いやんけ!近年低迷している印象をお持ちの方が多いと思うがコッパイタリアではここ3回のうち2回で準優勝と相性が良い。ドンナルンマが復調し、守備陣は安定。攻撃陣はピョンテクが好調を維持し、チームは公式戦7試合無敗と絶好調。16年振りの優勝に向けて千載一遇のチャンスだ。

 

・注目選手 

クシシュトフ・ピョンテク(Kryzysztof Piątek

前に僕のブログでも紹介していますね。(https://calcitappi.hatenablog.com/entry/2018/12/04/214737)

この男、本物である。確かにポーランドリーグ得点王ではあった。確かにジェノアでは素晴らしい活躍をした。しかし前任者のイグアインと比べると実績ははるかに少なく、獲得に懐疑的な人もいた。そんな中の準々決勝のナポリ、世界トップクラスのCBクリバリを手玉にとり、圧巻の2得点。一気にミラニスタの心を掴んだ。これでコッパ・イタリア3試合8得点である。さらにミラン加入後5試合毎試合で得点し、7得点。現在得点ランキング2位名門復活へ、引き金を引くのはこの男だ。

 

 

 

(2) SSラツィオ(優勝6回)

昨年リーグ最多得点の攻撃力はなりを潜めイマイチ安定感に欠けているラツィオ。しかしコッパイタリアではここ5年で1回の優勝・2回の準優勝ユベントスに次ぐ成績だ。ELではセビージャに敗れ、唯一タイトルの可能性のあるコッパ・イタリアに全力を注ぐ。エースのインモービレは健在、去年不調だったカイセは奮起している。ルイス・アルベルトミリンコビッチ=サビッチが昨年ほどの輝きを取り戻せば一気に優勝候補筆頭に踊り出るだろう。

 

・注目選手 

ルーカス・レイヴァ( Lucas  Leiva)

この男、いまだ健在。リバプールでの印象が強いだろうがラツィオでも存在感を発揮している。あ、新規のリバポサポはこの人知らないか笑(突然の煽り)。レイヴァはビルドアップと守備の貢献度において欧州随一の成績を残しているというデータがあった。実際にリーグ戦のユベントス戦では終始ディバラを封じ込める活躍を見せている。カップ戦では守備の安定が絶対条件だ。豪華な攻撃陣を持つラツィオだが、レイヴァこそが優勝を掴み取る鍵かもしれない。

 

 

 

 

 

フィオレンティーナVSアタランタ

他リーグファンにとっては1つ目のカードに比べると物足りなく聞こえるかもしれない。しかしこの2チームを舐めてはいけない(戒め)。フィオレンティーナはローマをアタランタユベントスフルボッコにして準決勝に進出。両チームともビッグクラブに負けない攻撃陣を擁するので派手な打ち合いが見られるかもしれない。

 

(1)ACFフィオレンティーナ(優勝6回)

リーグ戦ではピリッとしないがカップ戦では勝負強さを見せているフィオレンティーナ。基本的には4-3-3であり、キエーザシメオネミララス、さらに今冬加入した好調ムリエルが紡ぎ出す攻撃はハマったら止められない。準々決勝で昨季CLベスト4のローマ相手に7点をとって圧勝した勢いそのままに18年ぶりのコッパイタリア制覇を狙う。

 

・注目選手

フェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)

この男、モノが違う。やはり父である元イタリア代表エンリコ・キエーザの遺伝子を継いでいるのか、イタリア代表はいずれこの男のチームになるだろう。両ウイングをこなせ、爆発的なドリブルを披露する。特に今年はコッパイタリアでは得点を量産し、トリノ戦では延長戦で2得点をあげ、ローマ戦では圧巻のハットトリックを決めた。勢いを増したドリブルを武器に3バックのガスペリーニアタランタに襲いかかる。

 

(2)アタランタBC(優勝1回)

実は1962-63年シーズンに優勝しているアタランタ。今回は4連覇中の絶対王者ユベントスに完勝して準決勝へ進んだ。前半戦リーグ最多得点のチーム(現在は2位)であるなどサパタアレハンドロ・ゴメスイリチッチを中心とした攻撃は破壊力抜群。ホームは鬼門として知られ、今季はユベントス・ローマ・インテルラツィオといった強豪も勝利を逃している。現在リーグ戦2連敗中と不穏な空気が流れるが、この一戦は負けられない。

 

・注目選手

ドゥバン・サパタ (Duvan Zapata)

この男、ついに覚醒。昔から186cm80kgという恵まれた体格を生かしたポストプレーには定評があり「あとは決定力さえあればなぁ…」と思われていた選手だったが今年は決定力も十分であり、手がつけられなくなった。前半戦は沈黙していたが12/4のナポリ戦から1/31のユベントス戦まで公式戦10試合17得点。今季ユベントスから4得点を奪っている。この男が暴れれば、アタランタは56年振りの優勝が見えてくる。

 

 

 

以上コッパ・イタリアの紹介でした!

僕がTwitterで行った優勝予想アンケートでは

ミランが37%

ラツィオが15%

フィオレンティーナが16%

アタランタが32%

でした! 

ファンの数を考えるとアタランタの評価が高いですね!

 

準決勝1st Legは2/27キックオフです!